こだまの世界

A day in the life of...

メモ

英国にサバティカルに行く人のために

2019年4月から1年間英国オックスフォードに滞在したときの記録。これから留学・サバティカルに行く人の役に立てば幸いです。ただし、ここにある情報が古くなっている可能性もあるので、ダブルチェックをお願いします。また、何か質問があればコメント欄など…

20世紀のオックスフォード哲学メモ

主にオックスフォード哲学史の授業を聞いたり予習したりした際に記憶に残った点をメモ。ちょっとずつ更新する予定。 オックスフォード哲学の歴史メモ、オックスフォード哲学科の冠教授ポストも参照のこと。 総論 ライルが1900年生まれ、エア、バーリン、オー…

オックスフォード哲学科の冠教授ポスト

オックスフォード大学の規程により設置されている教授職は、哲学科では現在五つとのこと。そのうち、古代哲学だけ名前がない(ここでは省略)。 Wilde Professor of Mental Philosophy:1898年にマンチェスターの技術者のヘンリー・ワイルドの寄付でリーダー…

オックスフォード哲学の歴史メモ

オックスフォード大学哲学科のサイトから。エアやバーリンぐらいまでの歴史しかないので、そのあとは自分でまとめる必要がありそうだ。 中世スコラ哲学:パリ大学とライバルの時期。ロバート・グロステスト、ドゥンス・スコトゥス、トマス・ブラッドワーディ…

日本生命倫理学会の声明、ヒトゲノム編集国際サミット声明の訳、終末期医療における患者の意思尊重法試案(Ver.3)など

いろいろ盛り上がっているゲノム編集技術を用いた双子の出産の件だが、日本生命倫理学会も重い腰を上げて理事会として声明を出した。 ゲノム編集技術によるヒト受精卵からの双子誕生の発表に関する声明日本生命倫理学会 - https://t.co/tnwaWAhZ14— 児玉聡 (…

(翻訳)第2回ヒトゲノム編集国際サミット開催委員会による声明

下記、第2回ヒトゲノム編集国際サミットの最終日に公表された声明をとりいそぎ翻訳したので、掲載しておく。手直ししてまた別のところに掲載するかもしれないので、不正確なところがあったらお知らせください。 第2回ヒトゲノム編集国際サミット開催委員会に…

遺伝的多様性と多様性の尊重

ちょっと気になるのでメモ。「開いてみよう! ゲノム医療の世界」(2017)という冊子は、ゲノム編集もカバーしているとてもよいものだと思うが、先日の講義のときから、あとがきの最後の部分が気になっている。 (遺伝的な)多様性を理解することは、みんなそれぞ…

Buffalo LinkStation (LS410D)のHDD交換

小人閑居して不善をなすとはこのことだが、昨年お亡くなりになったLinkStationのHDDを新しいものと取り換える作業をしてみた。下記の東芝HDD(リファービッシュ品、3TB)を先日購入。東芝 内蔵 ハードディスク 3.5インチ 【メーカーリファービッシュ品】 3TB…

ヒュームの第二法則

私がこれまでに出会ったいかなるダメなレポートについても、私はいつも以下のことに気が付いたものである。すなわち、学生はしばらくは通常の仕方の推論で進み、神の存在を論証するか、あるいは人間の諸事に関する主張などを行う。そしてまったく突然、驚い…

ヌスバウムへの9つの質問

ヌスバウムへの9つの質問というのがあったが、これはいろんな人に以下の9つの質問を尋ねているようだ。おもしろいので日本の新聞でもやってほしい。ヌスバウムの答自体はそんなにおもしろいものではない。 毎朝最初に見るメディアは何ですか。 意見が違うけ…

「道徳的実在を知ることは動機づけられること」

司会「それでは、テディベアーズに新しい曲を歌ってもらいましょう! タイトルは「道徳的実在を知ることは動機づけられること」です!」(パラララララ…)それを知る、知る、知ることは/動機、動機、動機づけられること その輝きを見るだけで/生きてる価値があ…

古いPCの設定など

以下はDELL Optiplex 755をいじって回復させたことの覚え書き。明らかに逃避行動だ。半年ぐらい前から起動しないのでいろいろ試したところ、Radeon HD 2400XTというグラフィックボード(最初に付いていたもの)を取り外すと起動することがわかった。電力が足り…

生産的な研究生活について

まだヌスバウムの記事を読んでいる。どうやってヌスバウムがあれほど著作が書けるのかという質問に対する答え。この前にテレビドラマも見ていると答えている。子育てしていた頃の1日を教えてほしいところ。 I have rules: I do nothing but write in July an…

ロールズ

まだヌスバウムをゆっくり読んでいる。ロールズは発話に障害があったのか。 John Rawls was not a public speaker, because of his speech impediment, and he felt that he was not good at journalistic writing. One day at lunch he urged me to devote …

上手な文章を書くことについて

まだヌスバウムの文章をゆっくり読んでいる。文学を読まないといけないそうだ。 I worry that young philosophers today simply do not learn to write very well. This problem has grown larger lately, when young philosophers are less inclined to rea…

UMINのEmacsを24.5から25.1に

UMINのサーバが新しいものに変わったためか、以前入れたemacs-24.5が使えなくなっていた。仕方がないので25.1をインストール。そこまで苦労しなかったが、久しぶりにvimを使って苦しんだ。インストールの仕方は前回と同じで、ここを参照した。

文献研究について

まだヌスバウムのインタビューをゆっくり読んでいる。"Textual criticism is a marvelous discipline." 今日、二次文献を読むことにあくせくしているわけだが、こういう記述を読むと、ゆっくり一冊の古典をきっちりと読むという作業が哲学では重要だというこ…

アカデミアの生活

ヌスバウム先生のインタビューより。研究者は自分で研究を進めないといけないので、ちゃんと研究計画が立って研究が順調でないと友達と遊んだり人生を楽しんだりできないという趣旨の話。まあみんながヌスバウム先生のように順調に仕事をしているわけではな…

VieraをWindows PC用のモニタにする

どうでもよいが、Viera TH-24C325をWindows用のディスプレイとして使ってみたところ、画面の端が上下左右、切れる現象が起きた。ウェブで調べたところ、Panasonicの場合はこれが仕様のようで、機種ごとに対応が違うようだった。調べるのにだいぶ時間がかかっ…

新しい生命倫理のMOOC

『マンガで学ぶ生命倫理』を基にした生命倫理MOOCの後半です。英語ですが、関心のある方はぜひ受講下さい。受講は無料で、現在受講申込み期間中です。詳しくはここをご覧ください。

引越し

しばらくUMINの方で日記を更新します。

米国大統領生命倫理諮問委員会報告書など

某氏にお願いして米国大統領生命倫理諮問委員会http://:title=「全ての世代のための生命倫理」の概要を作成してもらった。熟議と生命倫理教育をテーマにした報告書で、 委員長はエイミー・ガットマン。 ものすごくよい内容かというとそうでもないようだが、 …

しばらく引越しします

また元の古巣に戻ります。こちらは当面は主にツイートの保存用になるかと思います。

オープンクエスチョンテストの結果発表

先生「え〜、それでは先日実施したオープンクエスチョンテストの結果を発表するぞ」快楽さん「どきどきするね、欲求君」二階欲求君「そうだね」先生「え〜、まず快楽は…不合格」快楽さん「え〜!」先生「次に、二階欲求は…これもおしいが、やはりまだ善とは言…

不倫についての対話

愚か者は次のように真剣に主張した。「自分の生存と幸福は自分自身に任されているのだから、 各人が自分の生存と幸福の役に立つと思われることを行なわない理由はない。またそこで、結婚をすることもしないことも、結婚の誓いを守ることも守らないことも、自…

今年の目標(α版)など

去年は抱負を正式にまとめなかったようだが、一応下記のメモがあった。 研究日は文閲で勉強する 日程に余裕を持つこと(忙しすぎるのは悪徳) 家族との時間を大切にする 週に2日は運動 以下は反省: 文閲で勉強はしたが、研究日にもっと行かないといけない。…

一年を振り返る

研究生活全般 0101 神社のおみくじで珍しく大吉、夏頃に本厄であることに気づく。 0126 神戸の某倫理委員会の倫理委員になる。年数回。 0305 臨床倫理入門コースを開催。1010には臨床倫理応用コースも開催。ここで検討したケースとよく似た香港のケースにつ…

哲学史を学ぶ意義

「過去の人の言ったことを学ぶ意味なんてない」という一般人の意見や、哲学と哲学史は違うんだから、哲学をやるために哲学史を学ぶ必要はないという哲学者の意見もありますが、哲学史を学ぶことにはざっと考えて以下の点で意義があると思われます。 歴史は誤…

ゴミとゴミ箱

というタイトルで老人のたわごとエッセイが書けそうだな。 先日、自宅でぼんやりしていると妻に「あなたはいつもゴミをゴミ箱に捨てないのね」と詰られる。しかし、よく考えてみるに、ゴミ箱に入れる前にある物がゴミであるかどうかはわからないのだから、「…

「自分の配偶者を納得させられなかった…」

以下、ジェームズ・レイチェルズの『ダーウィンと道徳的個体主義』より(30頁)。 敬虔な女性だったエマ(ウェッジウッド)は決して夫(チャールズ・ダーウィン)の理論を受け入れようとしなかった。彼女は自分が正統な考えを持っていない男と結婚しようとしている…