え、こだまの世界?

A day in the life of...

英国にサバティカルに行く人のために

2019年4月から1年間英国オックスフォードに滞在したときの記録。これから留学・サバティカルに行く人の役に立てば幸いです。ただし、ここにある情報が古くなっている可能性もあるので、ダブルチェックをお願いします。また、何か質問があればコメント欄などからお願いします。なお、ほとんどの手続きは私よりも賢明な妻が率先してやってくれたことを感謝を込めて記しておきます。 

行く前の準備

ビザ取得

3ヶ月以上滞在する場合は、ビザを取る必要がある(受け入れ先の大学から給与をもらわない研究者はstandard visitor visa)。2019年4月からに行くのに2018年冬から作業を始めて1月に申請した。ビザを取得するには銀行で英文での残高証明を作ってもらったり、先方の研究機関からインビテーションレターを作ってもらったりする必要がある。また、東京か大阪でしかビザは発行してもらえないので注意(ミスをすると何度も行く必要が生じる)。英国は業者を使ってビザ発行をしており、結構お金を取られる。さらに、お金を余計に払えばビザを通常よりも早く発行してくれたり、郵送してくれたりするなどのサービスもある。
なお、作ってもらったビザはパスポートに掲載されるが、最初の一ヶ月の滞在しか保証されておらず、渡英後に指定された郵便局で滞在証明カード(residence permit)を受け取る必要がある。このカードは重要なカードで、渡英中に海外旅行をした場合に、再度英国に入国する際などに必要とされるときがあるので注意。

旅行保険

NHSはacademic visitorは無料で治療してくれなくなったため、きちんと医療保険に入っておく必要がある。私の場合は、最近、本務校が学部単位で旅行保険会社と包括的契約をしたので、それに入った。研究費で支払いができるようだ。

日本の銀行からの送金

あまり準備していかなかったが、実は用意周到に準備する必要あり。日々の生活はクレジットカードで行けるが、不動産屋に払うお金など、まとまったお金を支払うのが以前より難しくなっている。私の場合、不動産はこちらに来てから決めたが、英国で銀行口座を開くには自宅住所が必要で、自宅を確保するには銀行口座から振り込まないといけないというCatch-22的な難問が生じるので、最悪の場合、親族に海外送金を頼む準備などをしておく必要がある。現在はMonzoというオンライン銀行口座をものすごく簡単に開けるが、海外送金は受け付けていないため、何か別の手段を探す必要がある。
なお、サバティカル中の税金対策として、住民票を抜くなどの手段があるが、住民票を抜くとマイナンバーカードを役所に返す必要がある。これが上記の海外送金の手続きの障害になる可能性があるので、先に海外送金の準備を終えておく必要がある(日本からの送金はすべて、送金する人のマイナンバーカードに紐付けられるため)。資金洗浄など悪いことをする人がいるために大勢の人が苦労する一例。

クレジットカード

英国はクレジットカード社会なので、必ず一枚は持って行く必要がある。できればコンタクトレス決済ができるものを一枚もっているとだいぶ便利。ApplePayやGooglePayに対応しているところも多い。個人的にはAppleWatchを用いたApplePayが便利だった。

住む場所の確保

英国到着後、当面住むところの確保。オックスフォードはホテルが高いので、ショートレット(short let)のウィークリーマンション的なところを事前に2週間確保した。
知り合いの某氏は、英国に行く前に一年間住む場所を決めたそうだ。その方が行った後の手続き(子どもの小学校入学など)が早く済むが、土地勘がないと少しリスクがあるかもしれない。

行ってからしたこと

空港

以前の経験から、ヒースローから入るとイミグレなどで不愉快な思いをする可能性が高いと思ったので、より小さいロンドンガトウィック空港から英国入りした(キャセイを使った)。早朝に到着したこともあり、混んでなくてよかった。ただ、2019年春からヒースローの入国管理は自動化したので劇的に速くなった(ただし、初回入国時はビザ手続きがあるため、自動化ゲートは通れない)。

なお、オックスフォードからはバーミンガム国際空港も比較的近くて便利。空港使用料が違うのか、ヒースロー発よりも安い便もあるようだ。

部屋探し

上述のように最初の2週間はウィークリーマンション的なところで滞在し、その間に不動産を探した。事前にオンラインで不動産屋に連絡を取っていたが、下見の日はこちらに来てメールで決めた。不動産はright moveというサイトを中心に調べた。なお、オックスフォードに限らずイングランドでは洪水が結構あるので部屋を借りるまえに洪水の可能性がないかウェブで調べておいた方がよいかもしれない。また、一年分のカウンシルタックス(住民税)は結構な額になるので注意。私の場合は家賃の約一か月分だった。あと、家を借りる際のデポジット(保証金)は不動産屋の口座に振り込む必要があったが、家賃はクレジットカードで支払うことができた。

小学校の手続き

住所が決まってからネットを使ってシティカウンシルに希望する小学校を申し込んだ。学校はOFSTEDという英国統一の学校評価があるので、それで評判などがわかるようになっている。申し込んで2週間以上経っても音沙汰がないので希望する小学校にメールで連絡を入れると、どうもシティカウンシルはさっさと手続きを進めていたようだが小学校の方でメールチェックを怠っていたとかで、催促したらすぐに入れた。文句を言わないと話が進まないという、英国らしいエピソード。

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一年間娘が世話になった小学校

NHSの手続き

近くのNHSに登録に行く必要がある。子どもがいる場合は学校から手続きをするように要請がある。オックスフォードの学生の場合はコレッジ等から話が行くようだ。私の場合は、パスポートを持って登録のお願いに行くと、手続きをしてくれた。たくさん書類を手書きで書かされたが、最終的には私は以前のNHSの記録が残っていたようだ。

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登録したカウリーのNHS病院。結局一度もお世話にならず。

インターネット環境

スマホSIMカード

日本からSIMフリースマホを持って行くのが吉。イギリス設定のアカウントを作るために英国で安いAndroidも一つ購入した(そうしないと、支払い用のアプリなどがダウンロードできないため)。SIMカードは月決めで契約不要のgiffgaff。現在は月10ポンドで6GMのを使っている(最初は3GBだったが途中から2倍になった)。ただし、giffgaffはO2系列(日本で言えばau?)なので、少しネットワーク網は弱いそうだ。オックスフォードでは困らないが、ロンドンの地下鉄はEE系列しか受信できないとのこと(ただし、地下鉄ではmy giffgaffというアプリから設定することでWifi Extraというサービスを無料で使うことができる)。また、国内、国際電話もかけられる。

自宅のネットワーク環境

オックスフォードはまだ完全には光ファイバーは通っておらず、ケーブル(SkyTV)もあるが高い。そこでTalkTalkのADSLにした。ここは日本のNTTに当たるBTの電話回線を開く必要がないため、比較的安い(月17ポンドほど)。ADSLなのでスピードは知れているが、そこまで困らない。最初にもらったルータは故障していたので新しいもの(新しいバージョンのルータ)に交換してもらった。

テレビ、ラジオなど

テレビはみないと思ったので入手せず。入手した場合はBBCの契約料を払う必要がある。契約していないと、ネット(BBC NewsやiPlayer)などでBBCの動画をみることも原則禁止されている。
ただ、大学に在籍していれば、Learning on Screenというオンデマンドのサイトにアクセスすることで、ほとんどのテレビ番組にアクセスできる。
また、Britboxというサブスクも2019年11月から始まったので、テレビがなくてもおそらくは何とかなるだろう。
ラジオはBBC iPlayer RadioというアプリからBBC Soundsというアプリの移行期だったが、後者は慣れると大変使いやすい。アプリはイギリス設定のスマホでないとダウンロードできないが、ウェブからもアクセスできる。個人的にはBBC Radio Oxfordというローカルなラジオ局の情報が役に立った。
新聞はロンドンならMetroとEvening Standardが駅前などで無料で入手できる。オックスフォードでも駅前やバス内でMetroが手に入る。

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フリーのメトロ。タブロイド的だが日々のニュースを知るには必要十分。

電気・ガス・水道

電気は普通に使っていたらしばらくして支払いに関する手紙が来た。ただし、電力自由化が進んでいるため、不動産屋で家の契約をするときに、電力会社の契約に関する助言をくれる会社を紹介してくれる。この会社は私の場合は一ヶ月以上したあとに電話が来た(しかもインド英語なので非常にわかりにくかった)。それでデフォルトの会社からBulbという会社に変更した。ただ、上記の電話してくれた会社にメールアドレスを間違って伝えたため、変更の時期がさらに遅れた。私の場合は家にガスがなかったが、おそらくガスについても同じようにできる。また、水道に関してはとくに変更せず。
なお、水は硬質で、紅茶がおいしい一方、ライムスケール(石灰による湯垢)がシャワーヘッドや洗濯機や食洗機などにたまっていくので、ライムスケールリムーバー(スプレーやタブレット)を購入してときどき掃除する必要がある。これはきちんとやっておかないと借主の責任になるようなので注意。
電力については、こちらは電圧が240ボルトだが、最近は電圧変換に困ることはあまりないと思う。コンセントの形状が違うので注意。私は友人にいくつか変換プラグをもらって重宝した。日本から4口などの電源タップを持って行くと便利だが、電源タップが240ボルトに対応しているかを確認しないと煙が出ることになるので注意。

掛布団、タオルなど

家は家具付きの家を借りたが、当然ながらリネン類はない。そのため、シーツやバスタオルなどはさっさと購入する必要がある。私の場合は知り合いの人にお古のシーツやバスタオルなどを譲ってもらったので結構助かったが、その他必要なものはマークスアンドスペンサーなどで入手した。

チャリティショップ

英国は日本の古道具屋にあたるチャリティショップがそこら中にある。その代表はオックスファムだが、他にもAgeUKやBritish Heart Associationやホスピス系のチャリティショップなどいろいろある。ここに行けば、古本や古着だけでなく、皿やコップなどの生活用品がかなり安くてに入る場合がある。どうせ長くは住まないので、こういうチャリティショップで買って、帰国するときはまた寄付するのがよいだろう。

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ブロードストリートオックスファム。ここが第一号店。

スーパー、日本食など

TESCO、Sainsbury'sは至る所にある。セルフチェックアウトが便利。買い物袋は基本的に有料のため、カバンにはいつも布の買い物袋を一つ二つ入れておくと良い。大きめのスーパーには醤油やインスタントラーメンなど、日本およびアジア系の食材も結構売っている。
オックスフォードにはSeoul Plazaという韓国系の食材店があり、少し高いが日本食も結構置いてある。これはレディングその他にもあり、経営母体はKorea Foodsという企業。他にも中国系の食材店が市内にいくつかある。
また、ウェストゲートという大きなショッピングモールが数年前にリニューアルオープンしたが、その中に昇竜という日本のラーメン屋がある。少し高いがそれなりに食べることができる(ベジタリアンラーメンもある)。ユニクロもある。
他に、オックスフォード市内には、Debenham's、Boswell's、John Lewis、Marks and Spencerなどの百貨店がある(ただしBoswell'sは閉鎖予定。Debenham'sも倒産して事業整理中)。本屋はブロードストリートにあるBlackwell'sが有名で、地下の哲学系のコーナーも充実している(別のセクションに古本もある)。古本は、古本だけを売るOxfamが市内二つある。
なお、ロンドンにはJapan Centreという日本の食材やお菓子、グッズを売っている店がいくつかある。ただしお菓子などは結構な値段。Eat Tokyoという居酒屋も何軒かあるが、値段は比較的良心的(そのため、混んでいる)。なお、三越は2013年に閉店した。

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ソウルプラザ。かなりお世話になりました。

旅行・乗り物について

市バス・タクシーなど

市バスはオックスフォード市内の店舗などでバスカード(回数券、定期券など)を買うことができるが、ApplePayやGooglePay、コンタクトレスカードなどでの支払いが便利。乗車時に行き先とSingle/Returnの別を伝えればよい。私の場合はシティセンターに行くのにHigh Streetと伝えていた。
また、オックスフォード市内では現時点ではUberは使えないようだが、市バスが通っていないルートを中心に、PickMeUpという乗合タクシー的なバスを予約して乗ることができる。PickMeUpというアプリでクレジットカードなどの登録をすれば使える。
なお、ロンドンの市バスは、地下鉄で使えるオイスターカードが使えるが、ApplePayやコンタクトレスカードなども対応している。
ついでながら、バスで片道のチケットを買うときはsingle ticket、往復の場合はreturn ticketと伝える。return ticketは「復路のチケット」という意味ではなく、「往復のチケット」という意味なので注意。

レンタル自転車

英国ではmobikeなどのレンタル自転車がある。オックスフォード市内ではmobikeが多いようで、数十分単位で自転車をレンタルすることができる。mobikeというアプリでクレジットカードなどの登録をすれば使えるようになる。ヘルメットは必要なく、基本的に市内の好きなところで乗り捨てができる。ただ、割と自転車の座高が高いのと、市内から少し離れたところ(ヘジントンなど)はゾーン外になる点に注意が必要。

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mobike。よく乗り捨ててあった。
ロンドン旅行

オックスフォードからは電車とバス(コーチ)で行けるが、我が家は電車の駅からは少し遠く、むしろバス停の方が近いので、もっぱらバスで行っている。往復は15ポンドで、乗るときに切符を買える。混んでなければ1時間半から2時間ぐらい。OxfordTubeとX90という二つのバスがあったが、X90は2020年1月になくなることになった。ロンドンの渋滞がひどくなったのと、電車が便利になったのが大きな要因とのことだ。バスはStageCoachやOxfordTubeというアプリがあるのでバスの現在地の確認や予約ができる。OxfordTubeはオックスフォードのグロスターグリーンから出発し、ヘジントンの辺りを通って、ヒリンドン、シェパーズブッシュ、ノッティングヒルゲートなどを通ってヴィクトリア駅に行く。私は渋滞が心配なこともあり、だいたいシェパーズブッシュ辺りで降りて地下鉄に乗り換えることが多かった。
なお、ロンドンの地下鉄はオイスターカードという日本のSuicaに当たるカードがあるが、ApplePayやコンタクトレスカードも対応しているので、あえて買う必要はなさそう。 

気候について

基本的にオックスフォードは夏は日本(京都)に比べるとずっと涼しく、冬は夜が長いがそれほど雪も降らず寒くない。ただ、雨がよく降るのでその対策が必要。

夏の対策

イギリスは夏が短く蚊もいないせいか、網戸がない。網戸がないと蜂や蝿や蛾がなどが部屋に入ってくるが、こちらの人はあまり気にしないようだ。気になる場合は簾?を買うなどして対策が必要になる。
また、うちのようにエアコンや扇風機もないところが多いので、うちわか何かを一つは持って行った方がよい。暑い時期はひと月もないが、昨今の気候変動で熱波がときどき来るので扇風機の購入も考えるべきだろう。

冬の対策

こちらの家は冬対策はしっかりしているが、密閉度が高いせいか結露が生じる。カビが生えると借主の責任になるので、結露対策はウェブなどでよく調べて行う必要がある。うちは早めに小さめの除湿機を買ったが、やはりこまめな換気や窓やサッシを拭くなどが必要だろう。
なお、オックスフォードはよく雨が降り、通り雨も多いので、フード付きのコートがあると便利。また、春夏は素敵な芝生の公園(meadow)は、秋から冬にかけて雨が続くと長靴がないと歩けなくなる。洪水の影響もありうるので、住む場所によっては長靴(Wellies)を現地で買うことが望ましい。

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真冬のサウスパーク。きれいな公園だが、11月から3月ごろまでは長靴でないと入れないぐらい水浸しになる。

帰国前の手続き

小学校

以前から帰国のことは伝えていたが、約一ヶ月前に正式に伝えると、手続きの書類を書くように言われた。小学校に在籍した証拠の書類も頼んだら作ってくれた。

自宅の退去手続き

これが大変。日本と違って一番大変なのはプロの掃除屋を退去前に自分で依頼しないといけないこと。2ヶ月前ぐらいから家族でよく相談して手続きを決めておく必要があると思う。また、オンラインで手続きできる場合でも返事が一向に来ない場合があり、結局電話しないといけないこともあるので、何度でも根気よく頼む必要がある。

家の退去に伴う片付けと掃除が大変なことがわかっていたため(某妻が賢明だった)、今回は正式な退去日の5日前に近所のAirB&Bのフラットに引っ越した(その途中でロンドンに移動したので、実質そのフラットには3泊だけいたことになる)。

退去時に掃除や備品のチェックが入るが、引っ越してきた時の備品のリストに照らして行われるので、引っ越してきた時の備品のチェックを怠っているとこのときに痛い目を見ることになる。私の場合は、天窓を開けるための伸縮棒が最初からなかったが、備品のチェックを怠っていたために敷金から引かれることになった。後の祭りだが、備品をチェックする人も適当なので、自衛をするように気をつけないといけない。

上記の備品がなかった件と、退去の半月前ぐらいに電球を変えてもらった件だけ天引きされていたが、基本的に敷金はそのまま返ってくることになった。イギリスに残している口座に振り込まれることに。

電気

私はBulbを使っていたが、これはオンラインで手続きできる。引っ越す前にメーターを読んで送る必要あり。Bulbに限らないと思うが、うちはオール電化のせいか、冬は電気代が嵩んで大変だった。

なお、電気、水道、住民税などの最終の支払いの領収書を不動産会社に提出する必要がある。私の場合は帰国後まですべてが揃わなかったため、帰国してからメールで提出した。

インターネットプロバイダ

私はTalkTalkを使っていたが、契約終了の一ヶ月前に連絡を入れる必要がある(引っ越しで解約しない場合は2週間)。電話で解約を頼まないといけないので大変。私は1年間使っていなかったせいか、early exit feesという解約手数料を約10ポンド余分に取られた。ルータは適当に処分しろと言われたので透明なビニール袋に入れて燃えないゴミに出した。

水道

水道はThames Water。これもオンラインで手続きできる。最後にメーターを読んで連絡する必要がある(と思ったが、不動産屋は不要と言うので省略する予定→念のため帰国前に水道会社に電話すると、本当は自分でメーターを読んでもらった方がよいが、連絡がなければ推定値で手続きするとのこと。仕方ないのでそうしてもらうことにした)。なお、最後の請求書は日本の住所に送ってもらうようにしたが、オンラインアカウントを作っておけばそちらでも見られるそうだ。

カウンシルタックス

これは住民票に当たるもの。オンラインでMove outの手続きをすればよい。→2月中旬に手続きをしたが、3月上旬に来年度の税金の書類が来たので再度メールで問い合わせ。→メールでの問い合わせも返事がなくて心配なので、帰国前に電話で問い合わせ。オンラインの情報は伝わっていたようだが、まだアカウントをクローズしてくれてなかったので、その場でクローズしてくれた。1年分のお金を支払っていたため、少しお金が戻ってくるとのことだったので、銀行の口座番号を伝えておく。しばらくしたら振り込まれるとのこと。来年度の税金の書類は捨ててよいとのこと。

NHS

書類などには国外に引っ越す場合はNHSのGP登録を解除してもらうようにとあるので電話で連絡してみたが、とくに手続きしなくても一定期間連絡がとれなければ勝手に解除されるから大丈夫と言われる。乳がん検診などの手紙も届いていたのでなんだか心配だが、とりあえずそのままにしておくことにした。

家の掃除

退去の2週間ぐらい前に見積もりに来てもらう。見積もりに来てもらったのは、不動産屋に紹介したもらった業者。うちは2ベッド(トイレ2つ、バス1つ)の小さなところだが、それでも250ポンドほど。正式な退去が月曜日なので、その前の週の金曜日にしてもらうことになった(退去前に近所のウィークリーマンションに入るので、その日にはすでにすべて片付けてある。ただし、業者の都合で土曜日になった)。時間があればもう少し早めに見積もりを入れてもらって、複数の相見積もりにした方が安くすむかもしれない。

窓の掃除も別の業者に頼んでしてもらった(外側のみ。内側は上記の掃除の業者に頼んだ)。一度電話とSMSで連絡したあと、先方から返事が来なかったので、掃除の入る2日前に連絡をしたら、1日前に来てくれることになった。予定に関しては適当な感じだったが、まあ普通に掃除をしてくれて、名刺大の「窓掃除をしました」という紙をくれた。これを家の中に置いておけとのこと。二人で来て15分ほど窓掃除をして、20ポンドほど。

 

チャリティショップ

いらないものは近所のチャリティショップに持って行った。donationだと言えば基本的に何でも引き取ってもらえる。近所のチャリティショップに何度も通った。いらない靴は近所の大きなテスコの側にあるドネーション用の回収箱に入れた。

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ヒースロー空港の電子ポスター