自己愛性パーソナリティ障害のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
- 作者: 狩野力八郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「他人の気持ちを思いやれず、自分だけしかみえない。そのために人間関係に問題が生じていく--それが自己愛性パーソナリティ障害をもつ人の特徴です」(10)。
いつでも自分のことばかり、他者を本当には愛せないというパーソナリティをもつ人がいます。そういう人は、他者もまた自分と同じようにさまざまな感情や考え方をもつ「人間」であると認められず、健康な人間関係を築くことができません。強すぎる自己愛ゆえに対人関係に問題をかかえるようになってしまう「自己愛性パーソナリティ障害」です。(10)
性格の問題を何でも病気や障害にするのは弊害もあると思うが、その一方で、「病気」や「障害」と概念化することで、研究が進むし問題が明確になるようにも思う。それはともかく、アスペルガーから始まった自分探しの旅の一環で借りてみた。イラストが多くてわかりやすい。ケーススタディもあり、いろいろ考えさせられた。良書。
まあ、これまでのところ、さいわいどれにも当てはまらないようだ(たぶん)。昔は「早く人間になりたい」と思っていたが、おかげさまでだいぶ社会化して、人間に近づいたということだろう*1。今後は社会心理学をもっと掘り下げて勉強することにしよう。
*1:まだ完全に人間ではないので、多くの人に迷惑をかけています。なにとぞご了承ください。