え、こだまの世界?

A day in the life of...?

帰国、『誰の健康が優先されるのか』翻訳、『科学知と人文知の接点』など

というわけで、無事に朝に関空着。税関等を済ませて、はるかで帰洛。疲れていたのでタクシーで。

帰宅後、しばらく娘の相手など。シャワー、昼食。

そのあと、旅行中に壊れてしまったカーテンの修理。けっきょく2時間半ぐらいかかって死にそうになる。それからようやく少し仮眠。

夕方、娘を連れて終了直後のアカデミックデイに顔を出す。某先生らに挨拶だけ。それから研究室に行き少し書類の整理をしてから帰宅。

夜、夕食。その後、早めに娘と風呂に入って就寝。

誰の健康が優先されるのか――医療資源の倫理学

誰の健康が優先されるのか――医療資源の倫理学

諸般の事情で訳者後書きが書けなかったので、ここに翻訳の経緯を記しておく。もともと、以前からお知り合いだった広瀬巌さんと岩波の編集者から訳者を探しているという話を2014年の5月ごろにいただき、訳者を探しているうちに結局私が監訳者となることに。テーマ的には医療経済学の先生にご協力いただくのがよいだろうということで、2012年ごろから共同研究をしていた先生方を中心にお引受けいただく。そのあと、私および出版社の事情もあり、なかなか翻訳が進まなかったが、昨年の頭ごろから毎朝早起きしてコツコツ監訳作業をして(監訳作業は大変なことがわかった)、ようやく陽の目を見た次第。とはいえ、折しも厚労省を中心に高騰する医療費をどうするかという話をしているので、時宜には適っていると言えるだろう。平等論のような政治哲学理論の応用編としても読める。お付き合いいただいた訳者の方々に感謝。

追記:林芳紀氏による原著の書評はこちら

昨年寄稿の依頼があり、急いで書いた記憶がある。某名誉教授が言っていた「サーベイ論文」の話や、米本昌平先生の言う「テクノロジー・アセスメント」の話を自分なりに解釈して書いているが、時間とお金があればもう少し具体的にやってみる必要がある。というか、明日のお披露目シンポジウムの前に目を通しておかないと。