え、こだまの世界?

A day in the life of...?

教育について

教育入門 (岩波新書)

教育入門 (岩波新書)

本棚にあった本。94年に読んでいる。当時の自分にとっては難解な本だったようだが、現在読んでも小難しいが、ずいぶん分かるようになっている。筆者が東大の教育学の授業で取ったアンケートの答えがエリート的ですごい。

「今の小学生を見ていると、10年先20年先の日本は、革命を起こすことしか興味のないプロレタリアートと称する駄民が多数蔓延するようなものではないだろうか、と危惧される」194頁

東大保健センターのカウンセリングの話も載っているが(192頁以降)、この頃(80年代終わり)は受験勉強による人格形成のいびつさが問題になっている。今は教育の問題というよりも、アスペルガーだとか病気と認知される傾向にあるのではないか。