え、こだまの世界?

A day in the life of...?

みな同じことを言う

新編 東洋的な見方 (岩波文庫)

新編 東洋的な見方 (岩波文庫)

一通り目を通す。自由とか自然について考えるところあり。

ただし、惜しいことには、当時の日本の先進学者に自主的に自律的に物事を考え出す人が乏しかったことである。彼らはいわゆる「広く知識を世界に求める」で、新しい知識を取り入れたり覚え込んだりするにのみ忙わしくて、何か自分らの体験か研究から新たな独創的なものをとり出そうという気分に乏しかった。先生の中に、このような気分を起こさせるように学生を導いてくれる人が少なかった、否、殆んど皆無であった。それで知識は大いに求め得られたかも知れぬが、その知識を産み出そうとする独創性は、惜しいかな、日本の青年にまだ十分に見えていない。(279-280頁)

小宮山さんと一緒だな。がんばりまーす。