皇居に行ったのはついでで、今日は神保町から歩いて国立公文書館に行き、「学びの系譜」という展示を見てきた。それなりにおもしろかった。今週木曜日まで。
そういえば、「知識階級の失業に対する失業防止委員会の決議」というのがおもしろかったな。
高等教育機関の拡充が行われ、その卒業生が社会に送り出された昭和初期には、世界恐慌の影響を受け、高等教育学歴保持者と社会的需要との均衡関係が崩れ、いわゆる「大学は出たけれど」という就職難が到来します。昭和六年の「知識階級の失業に対する失業防止委員会の決議」に当たって検討された教育制度改革案は、高等教育機会の男女均等化、進学準備教育の打破、高等学校・大学を廃止して専門学校への一本化などを掲げており、第二次世界大戦後の学校制度改革に引き継がれることになります。(パンフレット21頁)
今で言えば、「大学院は出たけれど」だよなあ。あれ、これって誰も研究してないのかな。ポスドク就職難に関連した新聞記事にも出て来ないしな。