え、こだまの世界?

A day in the life of...?

読了(日本の「安心」はなぜ、消えたのか)

勉強部屋の机に積ん読状態になっていた本。現代社会の問題に対応するには、「モラルの向上」という精神論でもなく、監視社会の強化でもなく、信頼社会構築のための「正直者がトクをする」制度作りだと説く本。著者の専門書と基本的に同じ内容だが、ビジネス書レベルに平易に書かれている。実証研究の内容などは典拠もなく平易に書かれすぎていて、怪しい本のようになっていると言えなくもないが…。

内容とはあまり関係ないが、信頼社会と安心社会、武士道と商人道、というように二つを対比的に描いて話を進めるというのはわかりやすくてよい。今後の参考にしよう。