少し遅めに起床。あれ、もう日曜日か。シリアル、朝刊。
ベジタリアンのメモ:「(肉食)動物だって、肉を食べているじゃないか」という主張は、「みんなもやっているから、自分もやってもよい」という、多数派からの議論に似ている。多数者がやっているからといって、それが正しいこととは限らない。「しかし、(肉食)動物がやっていることが間違っているということがあるだろうか」。よろしい、野生の動物の行為に関して善悪を問うことは、他に行為のしようがなければ、詮のないことである(飼っている動物に関しては、躾がありうるので、必ずしもそうではない)。しかし、人間はかなりの程度、他の行為の選べる能力があり、動物がやっていることも、動物がやらないことも、両方できる。であれば、何が正しい行為か、間違っている行為かを一度冷静になって考えてみるべきではないか。
午前中はスイッチや某申請書の作成など。シャワー。
お昼は蕎麦と納豆など。
お昼すぎ、しばらく某論文を読んでコメントする作業。久しぶりに『マンガで学ぶ動物倫理』を手にしたが、ペットもとい伴侶動物を飼ったり調べたりしたからか、考えさせられるな。
伺うと窺う
「おほん、おほん。私は、漢字警察の者です。今回は、「伺う」と「窺う」の間違いについて指摘したいと思います。多くの人が、「相手の様子をうかがう」という文での「うかがう」を、伺うと書いていますが、これは間違いです。伺うは訪問のときにお伺いするとか、尋ねるという意味で、「様子をうかがう」のように、観察するとか推察するというときの「うかがう」は「窺う」です。なんとなく「伺う」の方が画数も少ないし見栄えがよいからと思って「窺う」を使わないみなさん、それは漢字差別に当たりますのでお気をつけください。以上、漢字警察からのお知らせでした」
昼下がり、少し仮眠。それからしばらく某授業のフォーラムを眺めたり。自然規範については考えるべきことがまだあるな。
夕方、散歩がてら某ドラッグストアに買い出しに行く。それからしばらく某翻訳チェック。
夜、夕食。カレー。ネットフリックスでネコの気持ちというドキュメンタリーを途中まで。うまく作っているな。
夜中、少しスイッチしながら少し授業関連の作業など。
「さてさてさて。今ここに三つの薬があるとします。
- 飲んだら一時間だけ、えも言われぬ快楽を味わったあと、一生理性(判断能力)を失う薬
- 飲んだら一時間だけ、えも言われぬ快楽を味わったあと、一生奴隷になる薬 (作用機序は不明)
- 飲んだら一時間だけ、えも言われぬ快楽を味わったあと、死ぬ薬
これらの薬のうち、よく説明を受けたうえでも、自由主義的には飲むことが許されない薬はどれでしょうか。え、お前がまず飲め? 失礼しましたー」
Philosophy Bites : Walter Sinnott Armstrong on AI and Morality
— 児玉聡 (@s_kodama) 2024年6月15日
AIと道徳 https://t.co/lsG6kcHa2z
「国立大学協会声明 -我が国の輝ける未来のためにー 」の発表について | 国立大学協会 https://t.co/NrkCeyRELF
— 児玉聡 (@s_kodama) 2024年6月16日