え、こだまの世界?

A day in the life of...?

某打ち合わせ、某申請書、ルネサンス時代に研究費申請する二人の会話、人権についてなど

(社会実験として、しばらくほぼリアルタイムに更新しております)

「春になると変な奴が出てくるな…」

「え?」

「いやいや、こっちの話、こっちの話」

 

定時起床。食器の片付け。某編集者から早速返信のメール。いろいろコメントをいただき、ありがたい。本が出来たら、「あとがき」に「某編集者は私にとってのハリエット・テイラーだった」などと書くと、某妻に「じゃあ私は何なのよ! きい」とか言われたりして各方面に波紋が広がって大変なことになるだろうな、とか。

まずは二度寝だな…

 

朝、二度寝から起きてシャワー。シリアル。

今日の私の使命は某申請書を一通り完成させることで、そのために二階の自分は一階の自分を甘やかさずにきちんと働かせること。

朝刊。夫婦別姓の記事。NHK世論調査をしたのか(賛成62%、反対27%)。

内閣府の令和3年12月調査はここ内閣府は現状維持(27.0%)、旧姓の通称使用の法制化(42.2%)、選択的夫婦別姓導入(28.9%)の三択になっている。こちらは利益・不利益に関する意識についてもいろいろ調べていておもしろい。

この件も死刑存廃と同じように考えるべきだな。

 

ゆっくりしているともう会議の時間に。

 

午前中、某オンライン会議。某学会大会開催の打ち合わせ。大変そうだが、皆さんに協力してもらって何とかしよう。

 

何か食べて大学に行かねば。

明日の某お見舞いは諸事情で中止。残念。

 

お昼は某喫茶店で。某申請書を開いて修正すべきなのだが、逃避的に某授業の某フォーラムの死刑の話を見てしまう。

 

 

バスで大学へ。午後、某氏に手伝ってもらいながらメールの返事など。自分に某申請書を書かかせないと。

何か、主観的には超大型の用件(災害情報だと緊急安全確保的なもの)が6月上旬に入ってしまった。がんばって仕事をしよう。

 

夕方、ちょっと学内の喫茶店に篭って申請書を作る作業。ポンチ絵を作ったら一気に疲れた。しかし、まだもう少しがんばらないと。

 

ルネサンス時代に研究費申請する二人の会話

「やあミケランジェロ、コンピュータを睨んで何をしてるんだい?」

「これはこれはレオナルド。よいところに来た。実は、システィナチャペルの天井に絵を書くためにe-Radから研究費申請しているんだけど、この、「公募一覧」というのが使いにくくてよくわからないんだ。そもそも教皇から依頼されたので、あっちで適当にやっておいてもらえたらと思うんだけど」

「ああ、これは、こう、ここをこうクリックして…」

「あ、なるほど。さすがはレオナルド。私は芸術以外のことは丸っきりだから、コンピュータの使い方にも慣れなくてねえ。そういう君はノートパソコンを持って何をしてたんだい」

「いや、私も喫茶店に篭って新しい投石器の研究費を申請しようとしてたんだ。最近、メディチ家もいろいろ手続が厳しくなっていて、小額のお金をもらうにもPCで申請して半年待たないといけなくなってね。こんなことをしていたらメディチ家はいずれ戦争に負けてしまうよ、ミケランジェロ

「せちがらい世の中になったものだね、レオナルドよ」

 

I need grant money (that's what I want)

まだ某申請書がんばっている。ビール片手に、というのは秘密。

 

夜、とりあえずアルコールやら気合やら色々な力を借りて一通り修正したので、某URAに再度お送りする。今日の私はがんばったので、明日の私は、必ず外国人共同研究者に同意書の依頼をすること! (明日の自分への業務連絡)

 

帰宅中。死刑制度にしろ、パンデミック対策のロックダウンにしろ、人権があるからダメ、証明終わり、という主張があり、私は基本的にそういう主張を相手に議論しているんだな、と改めて思う。シラクサ原則も参照せよ。

 

夕御飯。ごちそうさまでした。夕刊。

 

承前。義務論はピンとこない人が多いかもしれないが、人権は絶対だという形で権利論を言う人は少なからずいる。シラクサ原則は国連の自由権規約で論じられている人権の制限について、有事の条件などをさらに詳しく論じているものだが、あまりそういう制限については語られず、人権は平時でも有事でも絶対だと当然のように思っている人がいる。このテーマは重要なので、もう少しちゃんと論じるようにしよう。

www.pandemic-philosophy.com

 

夜中、少し某翻訳チェック。スイッチも少し。

それから風呂。ヘーゲル。「サトシよ、イエナ学派を勉強するのです」という絶対者の声が聞こえて来るような来ないような。ちょっと「人生の意味」の意味についても考える。