以下、ジェームズ・レイチェルズの『ダーウィンと道徳的個体主義』より(30頁)。
敬虔な女性だったエマ(ウェッジウッド)は決して夫(チャールズ・ダーウィン)の理論を受け入れようとしなかった。彼女は自分が正統な考えを持っていない男と結婚しようとしていることを知っていた。……ダーウィンは決して妻の心を変えさせようとはしなかったし、彼女の方も夫の心を変えさせようとはしなかった。こうしてダーウィンは、自分の配偶者を納得させられなかった有名思想家の仲間入りをしたわけである。
私も(有名ではないが)「自分の配偶者を納得させられなかった思想家集団」に入っているな…。
- 作者: ジェームズレイチェルズ,James Rachels,古牧徳生,次田憲和
- 出版社/メーカー: 晃洋書房
- 発売日: 2010/01/01
- メディア: 単行本
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