困った上司、はた迷惑な部下 組織にはびこるパーソナリティ障害 (PHP新書)
- 作者: 矢幡洋
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/01/16
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
本書の最大の特徴は、上司・部下のタイプ分けを、セオドア・ミロンの14の性格分類においている、ということである。
現在、精神障害・パーソナリティ障害分類の国際標準となっているのは、米国精神医学会が作成した「DSM-IV」と呼ばれる大部のマニュアルである。このDSMは、第三版のときに、大幅な改訂が加えられ、それが現在でも基本路線となっている。このDSM-IIIにおいて人格障害部門の原案を作成したのが、セオドア・ミロンっである。つまりは、彼は、現代の最も有力な性格分類の一つの基礎を作った人なのだ。(240)
だそうだ。人々を分類して、その対応策を考えるというのは、ある程度有効のように思う。レッテルをとりあえず貼ってみるのも(それにあまりに固執しないかぎりは)重要なのだ。自分に関しても、対人関係について見つめ直す必要がある。