え、こだまの世界?

A day in the life of...?

日本語力をつけるには

某院生に夏休みの宿題を出す。日本語と英語の両方が上達するようにと、原の英文標準問題精講(第5版)を渡して、全訳してくるように言う。真面目にやると足腰が鍛えられると思う。もっと良い薬(方法)もあるかもしれないが…。

英文標準問題精講

英文標準問題精講

英語を全訳するというのは京大(文学部)方式で、個人的にはこの練習が日本語力を鍛えるのにも大変役に立った。英語が得意でないとそもそも無理だが、英文を全訳をすれば、文章の流れを推察しながら、論理的に組み立てる練習になる。日本語を漫然となぞるだけではこのような練習はできないし、接続詞を入れるという練習だけだと、接続詞の部分だけしか練習できず、日本語がしっかり書けるようにならない。
本当にいいのは、天声人語ぐらいの短い文章を書いて、文章のうまい人に添削してもらったり、誰かに読んで聞かせたりすることなのだろうが、なかなかそれもできない。
というわけで、結局のところ、すでにちゃんと和訳のある英文を自分で訳して、それで英語と日本語の両方を鍛える、というのがいいんじゃないかと思う。しかし、今はもっと直接的に日本語を鍛えるよい方法があるのかもしれない。以上、散漫にメモ。