え、こだまの世界?

A day in the life of...

卒論の書き方(追加)

(卒論の書き方αも参照)

  1. 他人にわかる文章を書くために
    • 「あなたの文章はわからない」と人から言われても、どこが悪いのか、どうしたらよくなるのかわからないものです。わかっていたらそもそもそんなことは指摘されないはずですから、悪文を書く人は一般に自分の文章のどこが悪文なのかわかっていないのが普通です。
    • では、どうやったら他人にわかりやすいと言われる文章を書けるようになるのでしょうか。
    • 習字やペン字などの習い事と同じで、一番よいのは文章のうまい人に見せて添削してもらうことです。大学や社会人講座などでそういう授業やサービスがあれば、ぜひそれに出て半年なり一年なり学びましょう。
    • それが難しい場合は、文章読本や論文の書き方に関する本を読みましょう。この手の本はたくさんあるので、最初は斎藤美奈子の『文章読本さん江』を読んで、笑いながらどういう本が有名かを知るとよいでしょう。この本は時間がなければ前半だけ読むとよいでしょう。この本だけでも結構役に立ちます。

文章読本さん江 (ちくま文庫)

文章読本さん江 (ちくま文庫)

    • なお、わたしは修士に上がったころに某先輩に教えられて本多勝一の『日本語の作文技術』を読んだ記憶があります。実践的でよかったと思います。清水幾多郎の『論文の書き方』もおもしろかった記憶があります。

日本語の作文技術 (朝日文庫)

日本語の作文技術 (朝日文庫)

論文の書き方 (岩波新書)

論文の書き方 (岩波新書)

    • ただし、水泳教本を読んでも水泳の練習をしなければ泳げるようにはならないのと同様、文章読本を読んでも文章を書く練習をしなければ文章を上手に書けるようにはなりません。なりませんたらなりません。
    • ですから、文章を書く際のルールが書いてある本があれば、そのルールを書き出して机に貼るか腕に刻むなどして、常に文章修行をするようにしましょう。
    • 以下のサイトも参考になります。レポートの書き方(江口聡先生)