え、こだまの世界?

A day in the life of...?

タテとヨコ

講壇(アカデミア)の世界も国際化するにつれ、「タテのものをヨコにする」機会も少しずつ増えてきた。しかし、だからといって、日本の近代知識人の課題と無縁になったわけでは全然ない。そういう意識は錯覚だ。
いや、錯覚とまで言えるか。大リーグで活躍するイチローのように、英米の大学に就職して活躍する人もいる。そういうコスモポリタンな人にとっては、とくに「日本特有の課題に取り組む」という意識は必要ないだろう。
しかし、大勢の日本の研究者にとっては、そういうコスモポリタンな意識もありつつ、やはり日本が直面している課題に取り組むために「ヨコのものをタテにする」という意識が必要だろう。
この点、もうちょっと考える必要があるが、時間がないのでまた今度。