少し遅めに起床。昨晩までにNetflixのブラジルのゾンビ映画を見終わった。それなり。
朝風呂。ミル。その後、シリアル、朝刊。しばらく勉強。
お昼すぎに身支度をして京都駅に向けて出発。予定していたより少し遅めに某キャンパスプラザ京都へ。日が暮れるまで某委員会など。
夜、よく混んでいる京都駅の某英国パブで懇親会。そろそろ帰ろうかというときに、某先生が倒れて少し大変なことに。某氏が救急車を呼んでくれたが、一応、某先生はタクシーで帰ることに。こういう緊急事態に立派に行為するのは難しい。
夜中、帰宅。寝るべし。
ミルのセントアンドルーズ学長就任講演(『大学教育について』)を読む。講演にしては長いだろうと思ったら、やはり2時間から3時間しゃべっていたそうだ。とはいえ、教養教育のあり方に関する立派なスピーチで、私がどこかの学長になることがあれば、自分で作文するよりはこれを読み上げた方がよいような内容。ミル自身は大学に行かなかったことや、芸術(たとえば詩)の価値を力説しているところなど、彼の人生を考えるにつけ、いろいろ興味深い。
「しかし、知力を働かす場合、正しい方向に進むことは難しく、人はいとも簡単に道を踏み外します。」
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
---『大学教育について (岩波文庫)』(J.S.ミル)
「論理的訓練を受けていない人が、自分自身の経験から正しい一般的結論を引き出そうとするときほど、どうしようもない無能ぶりが明らさまになることはありません。」
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
---『大学教育について (岩波文庫)』(J.S.ミル)
気をつけます
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
「私に言わせれば、私の知る限りでもっとも非情なものは重力の法則です。それは、善良なもっとも愛すべき人であっても、もしほんの一瞬でも注意を怠ると、情け容赦なくその人の首をへし折ってしまいます。」
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
(『大学教育について (岩波文庫)』(J.S.ミル)より)
まあ、重力の法則はもっといろいろ悪さをするわけだが…。
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
「重力の法則 kills」っていうステッカーを作ってそこら中に貼っておくべきじゃないか。
「経済学を学んだところで、諸君が、もともと利己的あるいは冷酷でない限り、決して利己的で冷酷な人間になることはありません。」
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
---『大学教育について (岩波文庫)』(J.S.ミル)
ミルが考えていたように、経済学を一般教養として教えるならこれでよいが、学部を作ると「諸君が、もともと利己的あるいは冷酷でない限り、」というところが怪しくなるかもしれない。
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
ついでにメモ。この話は少し前に話題になったが、経済学部に入ると利己的になるのか(indoctrination)、利己的な人が経済学部に入るのか(selection)で議論がある。たとえば以下
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日
The games economists play: Why economics students behave more selfishly than other studentshttps://t.co/iSZQaAdAhr
よろしくお願いします https://t.co/kicBv9E51R
— 児玉聡 (@s_kodama) 2023年11月25日