振り返っている時間はないはずだが、一応簡単に。
今年の抱負を振り返る
- 某妻と子どもを最大限ケアする:まあがんばった。
- 某院生の博論を終わらせる:まだです。
- 今後10年間で考えるべき問題を三つ考える:一つはカント、もう一つは幸福についてかな。
- 英語論文を国際誌に投稿する:ダメでした。来年。
- 週二で運動する:やはり一年通して週一ぐらい。来年もっとがんばります。
- 聴きやすい声になるように工夫する:忘れていた。講義は少し機会が増えたのでまあまあ。
- 毎日スケジュールを立てて行動する:to doは見ていた。
- 人に頼らず自分で思考する:これはまあまあ。今後も一層の努力が必要。
- 生命倫理の研究をまとめる:今年はダメだったが、某マンガの作成にかかわっている。
- 研究資金(科研費その他)の獲得を目指す:まったく忘れていた。一応科研費の申請はした。
memorableなツイート
- 幸福について考えていたら幸せになってきた。
- 君は必要十分条件
- 和辻賞受賞スピーチ - こだまの(?)世界 http://t.co/cmhcxQca
- なんか、カントが倒れたら道徳がすべて崩壊するという悲壮的な前提がある気がする。天が落ちてもカントを守るべし。
- しかしまあ、仕事というのはなぜか片づいていくもので。1ヶ月の間に自分が約30人いるものと考え、今日の自分は今日できるだけやり、後は明日以降の自分に任せよう。なるべく明日以降の自分を苦しめないように、今日は今日でがんばろう。
- 〆切はインベーダーゲームに似ていて、予定表の先の方にあると余裕なんだけど、そのうち〆切が近くなり、しかも大群で押し寄せてくると、パニックになる。名古屋撃ちとかできないので、早めにやっつけるように心がけよう。
- 朝日新聞のデータベースでは、自己啓発という語が出るのは1969年。日立が自己啓発推進センターを作ったという記事。(自己啓発についていろいろ調べていた)
- なぜミュージシャンがみな27歳で死ぬのかについてしばらく考えていたが、結局、中年になったことを自覚しないでThe CorrsのSo Youngみたいに「食べなくても寝なくても平気」というような生活を続けていると限界に来るのが、27歳だという結論に落ち着いた。
- 仮に生殖のためには三人必要な世界があるとすると(x,y,z)、三人で結婚するのが倫理的とされるだろう。倫理はある程度まで生物学的な条件によって決まってくる。
- キカイダー感想 http://d.hatena.ne.jp/satoshi_kodama/20110722#1311338312
- 批判的思考。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではだめで、まず、坊主の是非と袈裟の是非は切り離して、次に坊主のどこが憎くて、どこが憎くないのか、また袈裟のどこが憎くて、どこが憎くないのかを分析しなければならない。
- 某氏曰く、「電車の中で『功利と直観』を読んでいたら、おもしろかったので三駅乗り過ごしてしまった」そうだ。これはすごい誉め言葉だな。
- 有徳な研究者は、嫌いな哲学者でもしっかり勉強して、その哲学がなぜ嫌いなのかを述べることができるんだろう。
- 「哲学者たちは世界を解釈することしかしてこなかった」というより、モンテーニュのいうように「ものごとを解釈するのよりは、解釈を解釈するほうが大忙しだ」の方が当たっているだろう。
- それにしても、国際功利主義学会はあるが、国際義務論学会や国際徳倫理学会がないというのは考察に値する事実だな。
- 「自然は、全人民の幸福や、場合によっては数世代先の人類の展望が掛かっている人々をなぎ倒し、良心のとがめはまったく感じない。死んだ方が本人のためであり、死ねば被害を被っている人々が喜ぶような人々をなぎ倒す場合とまったく同様である。このように自然は生命を扱う」(ミル自然論)
- 目覚ましが鳴らないと起きないし、〆切りがないと書かない。しかし、目覚ましや〆切りを自分でセットできるところに、人間の尊厳がある。
- 第一子が産まれるまでのツイート
- さて、今日も良い社会を作るために研究するか。
- 教育で重要なことの一つは、「今、ここ、わたし」という視点とは別の視点が取れるようにすること。過去や未来、遠くの国、他人のことを考える能力を身につけさせる必要がある。
- 昨日の朝日朝刊にあった、釜石の小中学生の防災教育で教えられる三つのこと。「揺れたら家に向かわず、とにかく逃げろ。ハザードマップを信じず、状況を見て判断すること。そして、人を助けること」
- 長年哲学をやっている人は、「倫理学も道徳『哲学』だろう」という感じで気軽に論じるわけだが、そのぐらい距離があることを理解しておく必要がある。やはり、観光するだけでなく、しばらくそこに住んでいないと、ピントが外れた紹介になってしまう。
- 某名誉教授にサンデル流行ってますねと言ったら、サンデルは『現代倫理学入門』を読んだにちがいないと言っておられた。
- なるほど、トロリー問題が流行しているのは、性格判断(心理テスト)のように理解されているからか。
- 喫茶店を開いて、客に「マスター」と呼ばれるたびに「ドクターだ!」と返事する、というのをやりたい。
- 「これから新郎新婦による、脱亜入欧式を行います」
- こんなの見つけた。勁草通信。「初登場一位!」ははははhttp://www.keisoshobo.co.jp/files/tushin1101.pdf
- む、アパテイアって、逆から読むと「相手パア」か。たしかに、相手パアだと思えば、情念も動かされずに済むな。さすがはストア派。