- 作者: 会田薫子
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 単行本
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延命医療と臨床現場。先日、朝日の書評にも出ていたが、人工呼吸器の中止の問題と、胃ろう(PEG)をつけるかどうかの問題について、著者が行った質的調査に基づいて論じた本。今後の終末期医療の方向性を考えるうえで重要な研究書。
- 作者: スコット A シェーン,谷口功一,中野剛志,柴山桂太
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2011/09/27
- メディア: 単行本
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〈起業〉という幻想。米国の起業や起業家にまつわる現実と神話がデータを元に検証されている。わたしは起業する予定はないが、起業する予定の人は読んでおくべきだろう。個人的には「なぜ、女性は起業しないのか?」と「なぜ、黒人起業家は少ないのか?」の章がおもしろかった。
- 作者: 江口聡
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2011/10/11
- メディア: 単行本
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妊娠中絶の生命倫理。英米の中絶関連の基本的な論文をまとめて訳したもの。解説もわかりやすく、よくできた論文集になっている。日本の議論がレベルアップするものと思われる。
- 作者: 加藤尚武
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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災害論。東日本大震災に関して論じている某名誉教授の本。短い本だが、カントのリスボン地震の話から始まって、確率論の話や専門家倫理や科学コミュニケーションの話をやり、最後は復興の倫理まで論じる、本格的な本。
はじめて学ぶ生命倫理: 「いのち」は誰が決めるのか (ちくまプリマー新書)
- 作者: 小林亜津子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/10/05
- メディア: 新書
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はじめて学ぶ生命倫理。某先輩の本。ちくまプリマー新書で生命倫理のわかりやすくおもしろい入門書。こういう柔らかい文章も書けるというのはすごいなあと思う。