このところ会議や接待で忙しかったのでひさしぶりに書く。
30年生き延びる本を書くには、とりあえず30年生き延びた本を考えるのが重要だろう。生命倫理関係で30年生き延びている本を考えると。
- 作者: Peter Singer
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 1993/01/29
- メディア: ペーパーバック
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第二版だが、初版は1979年。
Causing Death and Saving Lives (Pelican)
- 作者: Jonathan Glover
- 出版社/メーカー: Penguin Books
- 発売日: 1977/10/27
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これも息が長い。1977年。日本では翻訳されていないこともあり、評価は高くないが、英語圏ではいまだにテキストとして使われているそうだ(今日確認した。シンガーの本との関係についておもしろい話も聞いたが、また今度)。
Principles of Biomedical Ethics (Principles of Biomedical Ethics (Beauchamp))
- 作者: Tom L. Beauchamp,James F. Childress
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2008/05/23
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これも確か初版は1979年。重要な本はだいたいこの時期に出ている。というか、この時期に出た本が生命倫理学を作ったんだよな。JonsenのClinical Ethicsは1982年が初版か。論文のレベルだったら、もっといろいろあるだろう。
これらの共通点は何か。というと、難しいよな。四原則はほぼ常識になったかもしれないが、シンガーやグラバーの見解はかならずしも常識とまでは言えず、今日でもわれわれの常識に挑戦しているとも言える。
眠いのでまた今度。よく考えないと。