え、こだまの世界?

A day in the life of...?

「自分の子供」とは誰のことか

非配偶者間の体外受精、クリニック団体も2例の出産成功の記事について、ちょっとメモ。「分娩した母親が実母」という日本の現行の法解釈(最高裁判例)では、誰の卵子精子・受精卵であろうと、生んだ女性が母親になる。なので、この場合は親子関係について、代理出産の場合のような問題が生じない(もちろん、出産のプロセスについて知った子供は、「自分は誰の子供か」と自問することになる可能性は高いが)。

三者卵子や受精卵をもらって自分の子宮を用いて産んだら自分の子として認められ、自分の卵子や受精卵を使って第三者の子宮を用いて産んだら自分の子として認められない。直観的には何か一貫していないような気がするが、どうなのかな。自分の子であるかどうかを分ける、道徳的に重要な違いは何か。もうちょっとよく考える必要あり。