え、こだまの世界?

A day in the life of...?

タテ社会

これぐらい読め、と某妻に渡される。某妻も以前、「これぐらい読んどけ」と親に勧められたそうだ。

タテ社会の人間関係 (講談社現代新書)

タテ社会の人間関係 (講談社現代新書)

40年前の本。社会人類学的な見地から書かれているそうだが、まあ、本書から読み取れる社会人類学的なエッジは、西洋と日本の優劣を明示的には付けないという点だけの気がする。全体的には、欧米生活の経験のあるインテリが西洋と日本を比較して書いた日本人論とそう変わらないように思えるのだが。…という風に感じるのは、この本に書いてあることが40年の間に常識になったからなのだろうか。