え、こだまの世界?

A day in the life of...?

『立身出世主義』読了

立身出世主義―近代日本のロマンと欲望

立身出世主義―近代日本のロマンと欲望

4章以降は飛ばし読み。教養と山の手文化の話、都会と田舎の確執、インテリの没落、立身出世主義の終焉とその後、などなど、その後もおもしろい話が多い。もとが放送大学のテキストだったせいか、一章に一人ぐらい西洋の思想家(フーコーブルデューなど)が紹介されているのが少し鼻についたが、明治から現代までの教育事情が「立身出世」をキーワードに読みやすく書かれていて、大変勉強になった。学部生のときに読むべき本だった。