え、こだまの世界?

A day in the life of...?

ようやく読み始めました

たぶん読み終わらないと思うけど…

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

特攻パイロットの人選は、一応は志願によっていた。しかし実態は、事実上の強制に近いものが多かった。フィリピン戦線にいたある海軍航空部隊のケースでは、夜中にパイロット全員が呼び出され、特攻を「希望しない者は一歩前に出ろ」と命じられた。こうして全員が志願と認定され、上官の判断で特攻隊員が選ばれた。(33頁)

オプト・アウト制は実質的に強制になりうるという例。自発性をどう担保するかを考えなければならない。

その他、覚え書き的メモ。「突撃精神」(36頁)、「面従腹背」(37頁)、「(上位から下位への)抑圧移譲」(41頁、丸山真男)、「都会のやつらも、こんどというこんどは百姓の有難味がわかったずら」(43頁)。