松井は地元マスコミに批判記事を書かれても、まったく気にしなかった。「だって、記事を僕がコントロールできないですからね。気にしても仕方のないことは気にしません」と松井は言う。イチローは首位打者争いをしている時、ライバルのことに話題が及ぶと、話を打ち切った。「相手の打率は僕にコントロールできない。愚問ですね」
自分にコントロールできることと、できないことを分ける。そして、コントロールできないことについては関心を持たない。これが超一流と呼ばれるアスリートの必要条件だといってもいい。朝日2007年6月25日夕刊4面
アウレリウス、エピクテートスの権外、権内の話。