え、こだまの世界?

A day in the life of...?

「開き直る」についてメモ

「開き直る」という行動について考えてみる。女性に二股を責められた男性が、「いや、そもそもわたしは一夫一婦制を支持していない」と言う。これは、ルール違反を咎められたときに、そのルールの妥当性を疑うか、あるいはそれにコミットしていないという戦略に出るということだろう。

ひらき‐なお・る【開き直る】
急に態度を改めて、正面切ったきつい態度になる。のがれられぬと覚悟して、ふてぶてしい態度になる。「急に―・る」
[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]

なぜ「開き直る」のはよくないのか。きつい態度、ふてぶてしい態度というのは本質的な問題ではなく、あるルールに従って行動するという(暗黙の)了解が成立しているところで、そのルールに従うと不利になるという理由でそのルールへのコミットメントを放棄するという戦略は、契約違反だと思われるのだろう。すなわち、反則は不正だが、反則をしたときにその規則には元々コミットしていなかったと主張することも不正だと考えられる。以上メモ。