出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」 (ちくま文庫)
- 作者: 塩山芳明,南陀楼綾繁
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/07
- メディア: 文庫
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『うるさい日本の私』([書誌情報略])が、版元から送られてくる。著者の中島氏はカントの研究家として有名らしいが、俺は「拡声器騒音を考える会」の理論家として知ったのが先。
『静かさとは何か』(第三書館)を読んで手紙を出した後、何度か電話で話をしたが、正直なトコ余りなじめぬ人。「拡声器騒音を〜」の活動家(!?)がだいたいそうなのだが、海外生活の長い人が多く、「ヨーロッパに比べて日本人は……」式なのだ。これじゃ50年代前半、田中絹代がアメリカから帰国した際に、タラップでサングラスかけ投げキッスしたのと、同じ反応しか得られぬと……。特に中島氏の場合、崇高な理論の割に、「やきいも屋さんやチリ紙交換屋さんには、お金払って私の家の近くから去ってもらってます」と言うのを聞き、ウ〜ン。角栄式反騒音活動とでも言おうか……。(117頁)
以外なところで業界の人が出てきておもしろかったのでメモ。