- 作者: ディオゲネス・ラエルティオス,加来彰俊
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1984/10/16
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
哲学という語を最初に用い、また自らを哲学者(知恵を愛する者)と読んだ最初の人はピュタゴラスであった。それは…ピュタゴラスが…神以外には誰も知恵のある者はいないと語ったからだとされている。その営みが知恵(ソピアー)と名づけられたり、またその営みに従事していると公言する者は精神的な完成に達しているのだろうとして、知者(ソポス)と呼ばれたりするのはあまりにも性急すぎることであって、哲学者(ピロソポス)とは知恵を熱心に追求する人のことなのである。(20)
「哲学者」というのは、もともと謙遜して言う表現なんだよな。「学者」じゃなくて「哲学者」です、という感じかな。やっぱり「哲」というのは意味がわからんな。「求道者」なんかはそんな感じなのかな。