え、こだまの世界?

A day in the life of...?

New York Dolls

ニューヨークドールズは、高校のころから聞いているが、Jet Boyがかっこいいと思ったのは、こないだベーシストのドキュメンタリー映画を見てからだ。猛烈にかっこいいので、今から考えると不思議だが、一番最後の曲だったから、あまり印象になかったのか。この映像は口パクだ。

ところで、先日京都で某師匠と話したときから気になっているが、音楽に関しては「半真理」という発想は働きにくいようだ。ある音楽を誰かが好きだということは、やはりなんらかの良い点があると考えられそうなものだが、どうも音楽に関しては、最初の印象でダメかどうかが判断されてしまうようだ。質の高さ、低さがはっきりしているという前提があり、高い質の音楽を経験してしまった人には、質の低い音楽はいかなる意味でも聴くに値せず、耳を傾けるのはまだ質の低い段階にとどまっている証拠となってしまう、とでも言わんばかりだ。

…という風にくどくどと書くのは、自分も同じような態度を持っているから。質の高さ低さもあるかもしれないが、多くの場合は「慣れ」であるように思われるので、質の判断はなるべく控えて、「(仮にもCDになっている)すべての音楽は聴くに値する」という前提で、食わず嫌いを避けるようにしよう。