え、こだまの世界?

A day in the life of...?

買った本

ワースト (1)

ワースト (1)

ワースト (2)

ワースト (2)

江川達也『「全身漫画」家』に紹介されていたので買ってみた。ジャンプの専属契約制の最初の犠牲者となった伝説の漫画家らしい。
内容は、江川達也も言及しているように、ジョン・ウィンダムの『トリフィド時代』を下敷きにした世紀末もの。島に移民してからの第三部は独自の展開となる(そういえば、誰か別の作家がトリフィド時代の続編を書いていたな。あれはどんな展開なんだろう)。
かなりおもしろく読めたが、『トリフィド時代』と比べると、思想的な深みがないし、『漂流教室』と比べると、怖さが足りない。エンディングは美しいが、余韻があるとまでは言えない。というわけで、若干物足りない感じがした。小学生か中学生のときに読んでいたらまた違っていたのかな。

現代日本人の意識構造 (NHKブックス)

現代日本人の意識構造 (NHKブックス)

資料用。