- 作者: 坂本多加雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/11/01
- メディア: 新書
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「我輩は国民たるの分限を尽し、政府は政府たるの分限を尽し、互に相助け以て全国の独立を維持せざる可らず」という、政府と民間との間の対等な分業論に立ち、「一国の文明は独り政府の力を以て進む可きもの」ではないという信念から、学者はあくまで民間で活動すべきだと説いたのです。123頁
国にばかり頼っていてはいけない、市民の自発的活動の場がきちんと保障されないと、市民の精神が萎縮してしまい、国家に依存的になってしまう。大きな子どもになってしまう。