え、こだまの世界?

A day in the life of...?

さて、ようやく心に余裕が出てきたので

[大学院が]何で停滞しているかっていうと、行き先が不分明だからですよ。何らかのポストを得ても、シンクタンクに就職しても、本質的には新たに加わる厚みがない。停滞しているというより、学問をしているってことが現実的な何かに繋がるっていう回路がない。(福田、45頁)

その通り。しかし、あまり現実とつながりすぎていても、運動家あるいは御用学者になっていけないかもしれない。つかず離れずのバランスが重要だ。

ドイツがアメリカに占領されたとき、教授連中が召喚されて順番に尋問された。そのとき、H・G・ガダマーが「お前は教育ってどういうことだと思うか」と聞かれて、「いや。大学は教育するところじゃないから」って答えるんですけど、僕はこの話が結構好きです。(福田、48頁)

徒弟制っていうことなのかな。わたしは教育も啓蒙も重要だと思います。
それにしても、わたし以外の人々は本をたくさん読んでいる。やっぱり速読の練習でもするかなあ。というか、毎日読書の時間を作らないとダメか。