え、こだまの世界?

A day in the life of...?

誤字脱字など

ご指摘ありがとうございます。

127頁後半:臓器移植法改正に伴い、「臨床的脳死」という表現は「脳死とされうる状態」に正式に変更したとのことなので、次回(があれば)書き直しておきます。(参考:平成22年度法的脳死判定マニュアルの2頁 http://t.co/eCQGL6IW)(@eguchi2013 様)
128頁11行目:「脳全体が不可逆的に失われた状態」→「脳全体の機能が不可逆的に失われた状態」(@eguchi2013 様)
129頁14-15行目:「今日の移植医療では、患者の主治医と、法的脳死判定をする医師と、臓器移植にかかわる医師はそれぞれ別であり」(上記脳死判定マニュアルによると、「脳死判定医は主治医が兼ねる場合もある」(18頁の図右上)とあるので、上のように訂正します)(@eguchi2013 様)

『マンガで学ぶ生命倫理』

2月10日に出版予定なので紹介しておきます。ちょうど2年前(2011年の1月末)に話をもらって、ようやくできました。(→出版社の営業努力により、オンラインで立ち読みができるようになりました)

マンガで学ぶ生命倫理

マンガで学ぶ生命倫理

通常、『マンガで学ぶ○○』とか『マンガ○○入門』というと、(たとえば)先生が生徒に○○の基礎をマンガの中で解説するというものが多いのではないかと思います。

しかし、今回はそういうのではなく、マンガには独立したストーリーがあり、各章の終わりにその章の話題と関連した解説があるという具合になっています。つまり、マンガはマンガ、解説は解説で独立して読めるようになっています。

とはいえ、独立しつつも、合わせて読むことによる相乗効果で理解が深まるというのが元々の狙いですが、うまく行っているかどうかは各自で読んでご判断ください。

わたしは(当然ながら)マンガではなく、解説の部分を書きました。また、マンガの筋書きも作りました*1

解説はすべて4頁とコンパクトにまとめてあります。入門書なので特定の見解を主張するのではなく、議論のために必要な情報提供をすることに努めました。生命倫理の入門書というと欧米の議論の紹介に終始してしまいがちですが、今回は新聞データベースなども使って日本の歴史的文脈をよく調べ、またいろいろな専門の方からもアドバイスをもらって書いたので、すでに生命倫理をかじっている方もそうでない方も、それなりに勉強になるんじゃないかと思います。また、センター倫理の「生命倫理」にもほぼ対応させたので*2、高校生あたりにも読んでもらいたいと思います。

以下、章立てです。立ち読みで構いませんのでぜひ手にしてみてください*3

  1. 生殖医療−姉の三人目の子ども
  2. がん告知とインフォームド・コンセント−祖父のお見舞い
  3. 中絶と胎児の権利−同級生の妊娠
  4. 能力・肉体の改造(エンハンスメント)−試験勉強中の誘惑
  5. 終末期医療と安楽死−父の葛藤
  6. 生体臓器移植−優介の告白
  7. クローン技術−ペットは二代目
  8. ES細胞とiPS細胞−ケヴィンの弟
  9. 寿命と永遠の命−加奈美の不安と願い
  10. 脳死と臓器移植−あいつが来ない日

*1:もっとも、マンガ家の方や編集の方とかなり相談して進めたので、どこまで自分がやったのかよく覚えてませんが。

*2:残念ながらヒトゲノム解析だけ触れられず。

*3:出版社の英断で値段を相当安くしてあるので、よかったらお買い求めください。

某講義など

定時起床。髭剃り、ゴミ出し、朝食、朝刊。それから家の雑用をして、一瞬仮眠してから大学へ。

午前中から昼下がりまで某講義の準備。中央購買部でパンを買って頬張ったあと、某講義。カントと功利主義。二回分の講義を一回でやってしまい、駆け足になる。次にやるときは二回に分けよう。

夕方、少し勉強してから帰宅。保育園に娘を迎えに行き、ついでにクリーニング屋に服を預けに行く。店の人に、スーツに破れている箇所があると指摘され、ショックを受ける。普段ほとんど着てないのに…

夜、夕食。娘がよく泣く。それから食器を洗い、シャワーを浴びる。

夜中、娘の寝かしつけ。疲れていたのか割とすぐに寝た。

真夜中、某原稿を推敲してメールで出したり、いろいろメールに返事を書いたり。もう寝よう。