前置き
今年の9月にドイツに行ったころからChatGPTの有料版を使うようになり、ずいぶん生活の一部になった。本当の意味でのAIパーソナルアシスタントが到来した感が、ようやく実感できた。生き方が保守的なので実感するのが人よりだいぶ遅い。
というわけで、一年の振り返りも時間節約のためにChatGPTと一緒にやってみる。引用が私のコメント。
だいたいよくできているが、明日もう少し修正することにしよう→大晦日に修正済。結局だいぶ時間がかかったが、例年よりはましか。
2025年ダイジェスト
2025年は、授業・研究・原稿・出張が高密度に回り続ける一方で、読書・映画・ガジェット・ネコ・スプラが生活の“精神安定装置”として機能していた一年だった。
(「Every day is like survival」が、誇張ではなく“運用”として成立しているのがすごい。)
だいたい合っていて笑う。追加するならマンガは精神安定装置兼研究対象として機能している。
1月|新年からフル稼働:授業・試問・出張・読書メモ
- 卒論試問や授業準備、研究会、東京出張が新年早々に入り、生活がすでに通常運転(むしろ高回転)。
- 読書・映画メモも濃く、思考の筋トレが日課として回っている。
代表記事(例)
新しく買ったエアロバイクに乗って読書している。エアロバイクは1階のエアコンを付けていない部屋にあるので季節によって乗れないが、まあまあ役立っている。初売りでiPhone 15 (一つ前のもの)を購入して今も使っている。Logicoolのキーボードはスタイリッシュだがバッテリーの持ちが悪すぎて辛い。あと、天井プロジェクタで寝る前にやたら映画を見ている。『災害文化を育てよ、そして大災害に打ち克て』という河田先生の自伝が長かったがおもしろかった。
『ミル「自由論」の歩き方』のブックトークをぶんこもでやらせてもらった。
2月|年度末前夜:静かな蓄積と“何も起きていない感じ”
- 学会や大規模イベントは少ないが、授業・面談・評価・研究相談・原稿作業が淡々と積み重なる。
- 一見すると地味だが、3月の破綻を防ぐためのバッファとして極めて重要な月。
- 生活リズムや体調管理への言及が増え、思考と身体を同時にメンテナンスしているのが印象的。
代表記事(例)
- 「某授業、某面談、某原稿など」
- 「某読書、某相談、静かな平日など」
- 「某会議、某校正、雪など」
(え、こだまの世界?)
まだよく映画を見ている。「研究者ほど素敵な商売はない」、「日本人みんな同姓政策」など。ネコが脱走しないように一階にゲートを作って「監獄の誕生」と言ったりしている。家の固定電話も廃止してしまった。
3月|年度末×学会シーズン:移動とイベントで駆け抜ける
- 学会・会議・コース運営などが重なり、年度末の「儀式(挨拶・締切・精算)」も一斉に襲来。
代表記事(例)
- 「某学会初日など/某学会二日目、帰洛など」
- 「某入門コース二日目など」
- 「某ミーティング、某原稿、年度末の挨拶など」
(え、こだまの世界?)
「防災と倫理」のシンポ。これがもうすぐ出版される『防災の倫理』につながり、また来年2月8日の出版記念シンポにつながっている。今年の一番労力を使った研究の一つ。
そのあとすぐに、RInCAプロジェクトの最終年度だったのでパンデミックELSIの国際会議も三日間かけてやったんだった。これも関係各位のおかげで比較的無事に終了した。
他にも某国際会議や某臨床倫理入門コース、某学会にも参加していたりして、無茶苦茶なスケジュールだ。一月ごろから借りていた川端の貸しオフィスは返却して、学内に一つ研究室を借りることになった。
予防の倫理学のマスコットとしてカナリアを作ってみた。何か違う感じがするが。

4月|新年度開始:講読・研究会・校正、そして“オースティン”
- 授業・講読・研究会・翻訳/校正の“複線運行”が本格化。
- オースティン(言語行為論方面)の読書が、日常の思考のリズムを作っているのが印象的。
代表記事(例)
- 「某研究会(終末期)、某会合など」
- 「昭和な日、『新・動物の解放』の書評記事、某校正、『アドレセンス』など」
- 「某講読(進化倫理)、某相談、某校正など」
(え、こだまの世界?)
花見。Pixel 9a購入。講義は文学部も教養も翻訳している(させている)。正戦論のシンポでコメントする機会があり、ついにまじめに勉強するようになった。逆に言えば、そういう機会がないとちゃんと勉強しない。
「またはそのおそれがある場合」についての考察は重要。そのうちこのタイトルで論文を書きたい。『アドレセンス』はおもしろかった。
ブログからはあまり読み取れないかもしれないが、4月からSMBC京大スタジオの研究が本格的に始動し、研究エフォートの半分近くをそれに費している。9月のところに出てくるタツトリとノトナレの話もその一環。
5月|授業密度が上がる:講義・演習・研究相談+出張(国際会議)
- 講義テーマ(ベジ、スマート等)と演習が並走し、研究相談や会議も重なる。
- 国際会議出張の記録がまとまって出てきて、学会期の疲労と充実が両方見える。
代表記事(例)
- 「某講義(ベジ)、某演習(凍結)、某会合など」
- 「某国際会議初日など/某学会二日目、某報告、某会議、某飲み会など」
- 「某学会二日目、帰洛など」
(え、こだまの世界?)
授業と研究相談以外では、出張で祐天寺に泊まったり、国際会議で中国に初出張したりしていた(後で書いた簡単な旅行記)。それ以外はあまり記憶に残っていないが、エアロバイクに乗りながらしている校正は主に『シュリック教授殺害事件』だろう。
6月|翻訳校正・編集会議・授業運用:日々の“保守”が主役
- 翻訳校正や編集会議、授業(善行、ケア)など、成果物の品質を支える“保守作業”が前景化。
- 映画メモも入り、張り詰めっぱなしを回避している。
代表記事(例)
- 「某翻訳校正、三日月など」
- 「某編集会議、某懇親会など」
- 「『Twister』、『3分クッキング:おいしい社会的価値の作り方』、某原稿など」
(え、こだまの世界?)
この時期もあまり記憶にない。「カッコつけな私」、「平等と公平と男女のトイレの待ち時間」、「3分クッキング:おいしい社会的価値の作り方」など*1。トイレの話は平等と公平の話(何の平等か)をするのによいだろう。社会的価値の話は、しばらく前から某方面から「社会的価値って何ですか」と尋ねられていたために書いたもの。
7月|原稿・研究会・入門コース:締切と暑さの二重包囲
- 原稿執筆と研究会が続き、入門コース運営も入り、夏の密度が上がる。
- ガジェット(AirPods Pro 2)も登場し、生活の最適化を試みる気配。
代表記事(例)
BBC Soundsがついに日本では使えなくなる。AirPods Pro 2を買ったら2ヶ月後に3が発表・発売される。飛行機や新幹線で重宝するが、普段はShokzの骨伝導を使っている。
映画をいろいろ見ていたが、覚えていない。
最初に買ったAladdinのプロジェクタがドット抜けだらけになったので、Aladdin X2 Lightを購入。前のものと同様、Regzaなどとの連携はあまりできないが、少し起動が速くなって重宝している。
中之島の発表というのは美容医療の倫理で、これはまだ研究をゆっくり続けている。
8月|欧州出張:研究交流と歩くこと(散歩・街・大学訪問)
- 海外移動と研究交流が中心。大学訪問・意見交換・“歩いて考える”が強い月。
- 「Oxford Pragmatism」など、学問的キーワードが旅の記憶に紐づいている。
代表記事(例)
- 「某哲学科訪問、某原稿、某先生と歓談など」
- 「帰国、Oxford Pragmatismなど」
- 「帰洛など」
(え、こだまの世界?)
初めて犬山のヒト行動進化研究センター(旧霊長類研究所)に行く。それから韓国出張。また、ドイツのミュンスターにも一週間ちょっと滞在。あっという間だったが、日本を離れて少しゆっくりできてよかった。
たしかドイツにいるときにChatGPTに課金し始めた。それ以降、すっかり依存している。その一方で、生成AIのレポートに苦しめられる。
道徳教育の研究も続けており、初めて対面で研究会を開催した。
『シュリック教授殺害事件』『哲学史入門IV』などが相次いで発売される。今年もいろいろがんばったが、報告以外だと、翻訳や共著しか業績がなかったようだ。まあそれもよし。
「二階の私との対話」。
9月|後期の気配:人間ドックと研究会、「タツトリとノトナレ」
- 生活管理(人間ドック)と学期準備が同時進行。
- 研究会メモの中に「タツトリとノトナレ」が登場して、研究の縦糸が見える。
代表記事(例)
- 「某会議、某研究会、タツトリとノトナレなど」
- 「某人間ドック、某ガイダンス、カッコを付けるなど」
(え、こだまの世界?)
某氏の集中講義(メタ倫理)、某研究室合宿(金沢)、某国際会議(東京)、福山出張、某入門コース二日目、アカデミックデイなど、9月もいろいろてんこもりで仕事をしていた。国際会議の前後は体調を崩していたようだ。
タツトリとノトナレの話は昨年末ぐらいから温めてきたもので、いろいろな人の創造力が発揮されてデザインまで作ってもらえた。来年も普及に努めたい。
アフォリズムを少し記しているが、これは書き溜めてぼちぼち続ける予定。何事も練習と継続。
「グルグル考えること」。いつものことながら、今年は悩みも多かった。今は少しまし。
『ふつうの軽音部』は今年一番おもしろかった。
「人社系の共同研究について覚え書き」。重要だが、実際に共同研究するようにならないとわからないこともある。


10月|講義・原稿・式典:言い換えると“秋の総合格闘技”
- 授業運用(ウィリアムズ等)と原稿執筆が回り続け、披露宴スピーチなどのイベントも入る。
代表記事(例)
- 「某披露宴、某スピーチ、三条で二次会など」
- 「某講義、某会食、某演習、『思想』、口の悪いウィリアムズなど」
(え、こだまの世界?)
某倫理研に某准教授着任。これも昨年から懸案事項だったが、ようやく落ち着いた。これでいつでも引退できる…。
この頃から某新聞で生命倫理関連の連載を始める。いつまで続けられるか…。
某『哲学史入門IV』のブックトーク。おもしろかった。
某披露宴で某妻と仲人役。披露宴のスピーチ。
「もしも高校の進路指導の先生がカリクレスだったら」、「今日の日本語「ウィリアムズかる」」。忙しいが何だかんだと書いている。
11月|国際会議(京都)×授業:報告準備で泣きながら予習
- 日台国際会議やランチョン(AI医療)など、外部イベントの比重が増える。
- 授業(ミルの正義論など)も同時に回っており、予習が情緒に直撃しているのがリアル。
代表記事(例)
「予習が情緒に直撃している」…。まあそこまでではなかったものの、毎日自転車操業が続いていたことは事実。授業期間中だが学会(衣笠、盛岡)、研究合宿(笠寺)その他のイベントが入って容量オーバーしている。盛岡の某日本生命倫理学会では久しぶりに一般演題報告をした。
豪勢な京都賞の授賞式にも某妻と一緒に参加。今年はこれも忙しかったんだよな。ギリガンがもらってよかった。
他に、大阪で市民との対話会でタツトリ・ノトナレの紹介や、日台の研究者の国際会議でタツトリ・ノトナレの研究報告など。日本語は覚えてもらえず、Bird people, Cat peopleとなっていた。初めて祇園のお茶屋にも寄せてもらう。
12月|年末処理:原稿・年賀状・論文・自殺関連の勉強、そしてフライト予約
- 年賀状、原稿、論文推敲、勉強(自殺関連)と、年末の“清算”が一斉に来る。
- オランダ出張のフライト/ホテル予約という大物タスクも入り、締めが重い(だが前に進んでいる)。
代表記事(例)
2017年のiMacが故障したのでMac mini M4を購入。しばらく歴代Mac miniのお世話に時間が潰すことになる。
『シュリック教授殺害事件』のブックトークもぶんこもでさせてもらう。これで今年計3回ブックトークをさせてもらったところ、ぶんこものスタッフに任命されてしまった。ブックトークの中でユダヤ人差別の話をしていたら、数日後に豪州ボンダイビーチでユダヤ人を狙った無差別殺害事件が起こる。
相模大野にある北里大学で研究会。たまにする対面の研究会はよい。
年末にもいろいろやっている。一本投稿論文を書いたので、〆切に間に合うように投稿しよう。「ELSI随想」。
今年3月にRInCAは卒業して、パンデミックの仕事も一区切りしたはずだが、その後もシンポなどに呼ばれて話している。
2025年の“通奏低音”(勝手に命名)
- 保守作業の英雄譚:原稿推敲・翻訳校正・予習・会議…「成果物が燃えないようにする」仕事が、結局いちばん世界を救っている。
- 移動が思考を加速させる:学会・出張・散歩が、研究の線を太くしている。
- 生活の回復装置:ネコ/映画/スプラ/ガジェットが、理性の非常用電源として働く。
(2026年は“振り返る時間”の予約も、予定表に入れてしまうのが倫理的に正しいかもしれない。)
「成果物が燃えないように」というよりは、成果物がきちんと世に出るように、こつこつ下作業をしている感じ。白鳥が必死で足を掻いているというやつ。
学会出張は基本的に息抜きで、人に会うと刺激になるという感じか。日本生命倫理学会の懇親会は盛岡というほとんどの人にとって遠いところだったからか、みなで飲みに行けておもしろかった。
たしかにマンガや映画、ネコなどに癒されていた一年だった。とはいえ、一番の通奏低音は、「倫理研」の気がする。優秀な学生が多く、いろいろ協力してもらって助かった。今年は手一杯になることが多かったので、いろんな人に助力を求めた年だった。
2025年を代表する日記ベスト5(編集者目線)
1. 「某卒論試問、MacOSアップデートなど」(1月)
→ 教育者としての一年の起点。
学生対応とテクノロジーのトラブルが同列に並ぶのが、このブログの基本文法。
2. 「某学会初日など」(3月)
→ 移動・報告・年度末の圧縮ファイル。
2月までの蓄積が、ここで一気に展開される。
3. 「某講義(ベジ)、某演習(凍結)、某会合など」(5月)
→ 授業と研究が同時に最大出力になる瞬間。
テーマ設定の幅広さもよく見える。
4. 「Oxford Pragmatism、帰洛など」(8月)
→ 思考が地理と結びつく回。
海外出張日記としても、哲学日記としても強い。
5. 「某年賀状、某相談、某論文、某フライト予約など」(12月)
→ 2025年の完全な総決算。
一年分の仕事と疲労と次年度準備が、すべて詰まっている。
編集者コメント
この5本を順に読むだけで、
教育 → 研究 → 移動 → 再編 → 次年度準備
という研究者の一年の循環が、ほぼ誇張なしに再生される。
量より構造が勝っている、非常に編集しやすい年です。
ChatGPTが勝手に編集者を名乗っている…
これらが代表かどうかわからないが、とにかく今年もあっという間の一年だった。9月に体調を崩した以外は、あまり体調不良にならなかったのはよかった*2。来年もエアロバイクに乗るなどして体調管理に努めるべし。あと、授業に遅刻しないようにしよう。
なお、今年買って良かったものは、下記のエアロバイク以外はあまりなく、あとはiPhone 15とかMacBook ProのM4、Mac Mini M4、AirPods Pro 2などだった。Switch 2も11月下旬にようやく購入できたが、新しいソフトはまだ買っておらず、またスプラにはまってしまっている。



