え、こだまの世界?

Every day is like survival

某学会初日、某懇親会など

ゆっくり起きてシリアル、朝刊。ゆっくりしているとあっという間に出発の時間になる。身支度してネコのトイレを掃除してから出発。

電車を乗り継いで某OICで行われている某生命倫理学会の大会へ。案内板がなくて迷って遅刻。まあ私のプルーデンスのなさのせい。某大会長報告を途中から伺う。

神経が信じられない?

「ムカムカムカっ」

「なんだ、君はまた怒ってるのか」

「当然です。アリストテレスも言うように、「然るべき事柄について、しかるべき相手に対して怒りを覚え、さらにはまたしかるべき仕方で、しかるべき時に、しかるべき時間のあいだ怒る人」が誉められるんですからね*1

「それにしても君は怒りすぎだろう」

「いやいや。最近、怒って然るべき事柄が多すぎるだけです。ただでさえ、ネットニュースのタイトルに「本当の理由」だとか「納得の理由」だとか書いている記事が多すぎるんですから。誰が読むかそんな記事っ」

「いや、落ち着いて落ち着いて。今度は何を怒っているのかね」

「この朝日の社説ですよ。百田なにがしの」

www.asahi.com

「どれどれ。なるほど、この社説は立派なことを言ってるじゃないか」

「立派じゃないですよ。とりわけこの「特に、軽々に「子宮を摘出」と口にする神経が信じられない」って何ですか。」

「人権意識が足りないからそういう風に言ったんだろう」

「だったらそう言うだけで良い話でしょう。人の神経をどうこういう話じゃない」

「神経というのは比喩だろう。非常識だと言いたいんじゃないのか」

「「公党の党首たりえない」とも書いてます。非常識、つまり現在の常識に従ってなければ、政治家として適切ではないということですか。非常識だろうが常識だろうが、間違ったことを言ってるなら、どこが間違っているかを指摘すべきで、沈黙を強いたり退場を勧告したりすべきではありません。間違った意見を大声で言う人も社会には貴重です。非常識なことを言うのを非難するのは、それこそ公器たる新聞社がやるべきことではありません」

「熱弁だな」

「実は、最近『自由論』を読み直しまして」

「でもまあ、その通りかもしれんな」

「そうです。それに、百田なにがしの言うことにも半真理があるのかもしれん。たとえば子宮を摘出してそれを必要としている別の人に移植してですね、、、」

「わー、やめろやめろ。私のブログ上でそんな話はするな(Not in my blog)」

夜中

終日学会。午前中は一般演題を拝聴。勉強になる。お昼は某代議員会。お昼すぎ、一般演題の司会。勉強になる。

夕方、某シンポジウムの司会。日台韓の終末期医療。mentimeterで質問を受けようとしたら、QRコードが古くなっていてうまく行かず、大失敗。申し訳ありません。

夜、懇親会。歓談。ビール。

それからもと来た道を辿って帰宅。

真夜中

風呂。大森。ニャー

 

 

*1:アリストテレス. ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)(第4巻第5章)。「実際、怒るべき事柄に怒らない人も、怒るべき仕方で、怒るべきタイミングで、怒るべき相手に対して怒らない人も、愚か者だと思われているのである」と続く。