本当はお手洗いあるんでしょ、と食い下がったらどうなるだろうか pic.twitter.com/izxvZHUhST
— 児玉聡 (@s_kodama) January 1, 2019
「すみません、トイレ貸してほしいんですけど」
「いや、ここにトイレありませんって書いてあるでしょ」
「またまた。これ、うそでしょ? 本当はあるんでしょ?」
「いや、ありませんってば」
「またまた。うそばっかり。ほな店の中、ぜんぶ見せてください」
「やめてください。勝手に入ってこんといてください」
「あ、ほら。ここトイレやないですか。トイレあるじゃないですか。うそついたらあきませんやろ」
「あのねえ。そんなん言うたかて、店の入り口に『トイレあるけど貸せません』とは書けませんやろ。これはものの言い方の問題で、うそとはちゃいます」
「いや、店の中にトイレあるんやから、これは偽の命題で、意図的に書いてるんやからつまりはウソでしょ。ウソつき」
「ウソつきやなんて、失礼な。何回も言いますけど、これは婉曲的な言い方で、ストレートに言えば『トイレはあるけど、何も買わん人には絶対に貸しません』ということです」
「わかりました。じゃあ何か買っていきますからトイレ貸してください」
「承知しました。一名様ご来店〜」