え、こだまの世界?

A day in the life of...

読んだ本(入門環境倫理学)

某名誉教授から贈呈していただく。感謝。某季刊雑誌に連載していたものに加筆したそうだ。どうしたら百年先のことまでを考えた環境教育や政策が可能か、という持続可能性に関係する問題意識が全体を貫くテーマとなっているようだ。次の記述が味わい深い。

「キュウリ草」というのは、指でもむとキュウリの匂いのする草である。その草をはじめて図鑑で確かめたとき、ほんとうにキュウリの匂いがしたのでうれしくなってしまった。そして妻を呼んで、その匂いをかがせた。

キュウリ草をキュウリ草と知り妻を呼ぶ

(25頁)

勉強になる本。すべての本がこのぐらい短いブックレットならいいのだが。